2020年7月20日月曜日

Thunderbird 78対応済みアドオン

Thunderbird 78対応済みのアドオンが、以下のページにまとめられています。(公式サイトに登録されているもの)

現状だと、13アドオンが対応しています。出たばかりとは言え、なかなか厳しい状況ですね。また、大部分に「WebExp」のマークがついており、WebExtension Experiments(APIを自作して旧来のコードを使用する仕組み)に依存しているのも、今後のバージョンアップの観点で心配要素です。

[2020/7/21]
7/21で一気に82アドオンまで増えました!アドオン作者もレビュアも頑張ってますね。なんとかこの調子で、自動アップデートが始まるまでにそろえば。


このリストの「家」のアイコンをクリックすると、ダウンロードサイトに飛べます。

飛んだ先で「Download Now」をクリックしてしまうと、Thunderbird 68版がダウンロードされてしまいます。ここは、「View other versions」をクリックして、古いバージョンのリストを表示してください。すると、Thunderbird 78対応のものもリストアップされると思います。本家サイトの更新が追い付いていないのか、Thunderbird 78はまだあんまり使ってほしくないのか…




2020年7月18日土曜日

Thunderbird 78.xの注意点

Thunderbird 78がリリースされました。新機能などは詳しいサイトがいっぱいあるのでそちらにお任せして、こちらでは、こまごま注意点をまとめておこうと思います。アップデートを検討している方のご参考になれば。


Thunderbird 78 64ビット版

公式サイトの「無料ダウンロード」からダウンロードすると、32bit版をダウンロードしてしまいます。64bit版は、「システムと言語」からダウンロードできます。久しぶりのダウンロードだったので、私も間違えました(笑)




アドオンの更新

Thunderbird 78に更新後、アドオンマネージャを見ると、全アドオンが有効になっているように見えますが、実際には動いていません。歯車ボタンから「今すぐ更新を確認」を実行して、手動で更新が必要です。アドオン作者がThunderbird 78対応版をリリースしていれば、更新されます。

更新されない場合は、アドオン作者が個人HPなどで公開していないか探すしかありませんが、あんまり期待できないかなと思います。


既知のバグ

Thunderbird 78.0のリリース前テストやリリース後に見つかったバグが、以下にまとめられています。英語ですが、事前にチェックすることをおすすめします。アドレス帳が消えてしまうなどの、致命的なものも挙がっています。(私はこのバグには当たりませんでした。)

あと、ダークテーマ回りもハマっていそうです。押しの改善点だったはずが。

このあとも、続々増えていくと思います。

[Bug 1644037] Bugs found during testing and initial release of TB78 [meta]


メッセージヘッダツールバーのカスタマイズ

メッセージヘッダにあるツールバーですが、カスタマイズができません。以下のようにアイコンの横にテキストがある形式でしか表示できず、並び替えや不要なボタンを削除することもできません。


Bugzillaにバグは登録されていますが、どう対処するか決まっていないみたいです。Thunderbird 68からデグレして、こんな状態で出すなよって感じですが…

[Bug 1556261] Implement message header button customisation

私のアドオン(New Tab Button, Tag Popup, Maximize Message Pane)は、ここにボタンを追加しますが、不要な方もいると思います。そういう人には邪魔でしかないので、暫定対応として、メッセージヘッダににボタンを追加しないバージョンを用意しようと思います。
 
[2020/9/8]
ツールバーをカスタマイズするアドオンを作ってみました。よければ試してみてください。また、New Tab Button, Tag Popup, Maximize Message Paneのボタンが不要な方は、こちらのアドオンで対応してください。アドオンごとに、ボタンがあるバージョンと、ないバージョンを作ろうかと思ったのですが、メンテがしんどいので。


Ctrl+マウススクロールでズームできない

[2020/8/27]
Thunderbird 78.2で修正されました。
 
これもオイっていうデグレですが、Ctrlを押しながらマウスのスクロールをグリグリしても、ズームができません。メッセージヘッダのカスタマイズと同じくバグは挙がっていますが、対応の計画はよくわかりません。 以下のバグは、ポップアップなど、アドオンでズームできないバグに置きかわってます。

[Bug 1634556] Ctrl+scroll wheel does not zoom in message reader, message pane or compose window


Thunderbird 68に戻したい場合
 
間違って自動更新でアップデートしてしまったなど、Thunderbird 68に戻したい場合は、少し注意が必要です。Thunderbird 68を再インストールした後、普通に立ち上げると「古いバージョンのThunderbirdを使っている」と怒られてしまい、起動できません。コマンドラインから「--allow-downgrade」オプションをつけてThunderbird 68を起動してください。
 
ショートカットを作って、リンク先のところに「--allow-downgrade」を追加してもいけます。(Windowsの場合)
 
例: "C:\Program Files\Mozilla Thunderbird\thunderbird.exe" --allow-downgrade
 
もちろん、データが壊れる可能性もあるので、プロファイルフォルダのバックアップをとったうえで試してください。データが壊れてしまうようであれば、もうThunderbird 78に移行するしかないかなと思います。Thunderbird 68を使い続けるのも、セキュリティ上の問題がありますし。


テーマが変になる

v78.4.3で修正されました。
 
これは私の環境なのかもしれないですが、Darkテーマから既定のテーマに戻せません。また、その状態だとダークテーマとも違う色付けになっています。こうなってしまった場合は、いったんLightテーマにしてから、既定のテーマにすると戻ります。Thunderbirdチームもテーマ回りは手こずっているようです。

2020年7月14日火曜日

Thunderbirdをタスクトレイ(通知領域)にしまう

Thunderbird 78から、最小化時にタスクトレイにしまって、常駐させることができるようになります。


デフォルトでは無効になっているので、オプションで設定が必要です。

アプリメニュー(三本線のアイコン)から、「オプション」を選んで、「一般」の「システム統合」にある、「最小化したThunderbirdをタスクトレイにしまう」をチェックしてください。



Thunderbird 60まではアドオン(MinimizeToTray)で対応していましたが、Thunderbird 68で方法がなくなり、Thunderbird 78で本体がようやく対応した形です。ただ、MinimizeToTrayでは閉じるボタン(×ボタン)でも最小化できていましたが、Thunderbird 78では終了してしまうので注意してください。この動作をアドオンで変更するなどはたぶん難しいので、慣れるしかないかなと思います。
Minimize on Closeを使えば、閉じるボタンで最小化もできます。

Thunderbird 78に乗り換えると、これまで使っていたアドオンが、作者が対応しない限り動作しなくなってしまうので、アドオンをとるかタスクトレイ最小化をとるか、悩ましいところもあります。いつかは、Thunderbird 78に移行しないといけないですが。

2020年7月10日金曜日

(拡張機能版) BracketsでIMEの予測変換がかぶる問題の直し方

先日、Adobe BracketsでIMEの予測変換がかぶってしまう問題を、スタイルシートの編集で対処する方法を投稿しました。

(CSS版) BracketsでIMEの予測変換がかぶる問題の直し方

ただ、このやり方だと、今後のBracketsのアップデートで上書きされたり、CSS編集に抵抗がある方もいるかもしれないので、拡張機能での対応もしてみました。

ダウンロード (Fix IME Overlap):

Fix IME Overlapという拡張機能をダウンロードして、インストールしてください。

インストールは、ファイル→拡張機能マネージャから拡張機能マネージャを開いて、下の図のように「.zipをここにドラッグするか、…」と書いているところに、ダウンロードしたzipファイルをドラッグ&ドロップしてください。インストールしたら、すぐに有効になります。再起動はいりません。



CSS版では、0.25ex分下に下げていますが、拡張機能では、デフォルトのフォントサイズ(12px/1em)と今のフォントサイズの差分だけ下げるようにしています。

拡張機能だとインストールするだけですんで手軽ですが、細かい調整ができません。もし、お使いの環境でうまくいかない場合は、CSSを編集するやり方で微調整してみてください。

2020年7月8日水曜日

(CSS版) BracketsでIMEの予測変換がかぶる問題の直し方

[2020/7/10] 追記
この記事はBracketsのスタイルシートを自分で編集して、予測変換の位置を調整する方法を紹介しています。手軽にできるように拡張機能も作ってみましたので、よければ以下もお試しください。

(拡張機能版) BracketsでIMEの予測変換がかぶる問題の直し方


Thunderbirdのアドオン開発に使用しているAdobe Bracketsですが、日本語入力するとMicrosoft IMEの予測変換が入力文字にかぶってしまい、めちゃめちゃ使いにくいことに気づきました。これまで問題にならなかったのは、最近ノートPCを新調して、解像度の高さから、フォントサイズをデフォルトから変更したためで、デフォルトのサイズで使っていた古いPCでは起きてなかったからと思います。

こんな感じで入力文字が読めない。



この問題は古くからあるようで、「予測変換を切ること」をすすめているサイトが多いのですが、これはちょっとイヤだなぁということで…。もうちょっと調べてみると、Bracketsがエディタ部分に使用しているCodeMirrorというコンポーネントの問題っぽいことがわかりました。

で、Bracketsのスタイルシートをいじることで、なんとか回避ができたので、ご紹介します。よろしければご参考までに。


IMEの予測変換がかぶる問題の直し方

①スタイルシート(brackets.min.css)をコピー
<Brakcetsのインストールフォルダ>/www/styles/brackets.min.css をデスクトップなど、適当な場所にコピーしてください。

インストール時に特に何もしていなければ、Windowsの場合、
 C:\Program Files (x86)\Brackets\www\styles
にあります。

(インストールフォルダで直接ファイルを編集すると、権限の問題で保存できない場合があるので、この手順を入れています)

②コピーしたスタイルシートを編集
以下を、スタイルシートの末尾に追加してください。

.CodeMirror-wrap > div > textarea{top:0.25ex !important}

③編集したスタイルシートをもとの場所に上書き
元のbrackets.min.cssのバックアップを取って、新しく作ったものに置き換えてください。アクセス権の警告が出る場合は、OKしてください。

④Bracketsを立ち上げ、確認する
予測変換のウィンドウが出る位置は、フォントサイズによって変わるので、オーバーラップする問題が解消されたか確認してください。

なおっていない場合は、スタイルシートの「0.25」の部分を変更して、位置を調整してください。数字を小さくすると上に、大きくすると下に移動します。あまり下に下げすぎると、予測変換が上側に出る場合が問題になってしまうので、要注意です。下に出る場合も上に出る場合もかぶらない、絶妙な位置を探ってください。

たぶん、ほとんどの方は「0.25ex」のままでいけると思います。こんな感じで、邪魔にならない位置に出るようになります。

下に出る場合:

上に出る場合:


この問題は、BracketsのGitにはあがっていますが、開発は停滞気味のようですし、文字変換をしない言語の人が多いでしょうから、根本解決はあまり望めない気がします。

人気の投稿(過去7日間)