Thunderbird 78から、メッセージヘッダビューにあるツールバーが固定になっています。
以下のバグが挙がっていますが、対応にはしばらくかかりそうです。
[Bug 1556261] Implement message header button customisation
で、アイコンの横に文字があり場所をとっていやなので、アドオンで対処してみました。欲しい方もいらっしゃると思うので、公開します。あくまで、上記バグが対応されるまでのワークアラウンドと考えてください。
Message Header Toolbar Customize
メッセージヘッダのツールバーをこんな感じに変更できます。
■Thunderbird 78デフォルト(変更前)
■アドオンで変更後
表示をアイコンのみ、迷惑メールボタンを非表示、その他メニューを一番後ろに移動しています。
設定方法
設定は、以下から行います。
- ツールバーの「その他」ボタンにある「ツールバーをカスタマイズ」
- ツールバーの右クリックメニュー
v2.0.3から、メインウィンドウとメッセージウィンドウそれぞれで設定できるようにしました。v2.0.2からバージョンアップされた方は、メッセージウィンドウのツールバーがデフォルトに戻っているので、再設定してください。
ボタンのアイコン表示
「表示」のところで、ボタンのアイコン表示を切り替えます。以下から選んでください。
- アイコンの横にテキスト
- アイコンのみ
- テキストのみ
「アイコンの横にテキスト」にする方はいないと思いますが、一応いれておきました。
ボタンの順序、非表示の設定
「表示順」のところで変更します。メッセージヘッダビューのツールバーにあるボタンが列挙されているので、上へ/下へボタンで順序を設定してください。ツールバーには、上にあるものから順に表示されます。
表示したくないボタンがある場合は、非表示ボタンをおしてください。非表示にすると、ボタン名のところに「(非表示)」が表示されます。非表示にしたものを元に戻すときは、表示ボタンを押してください。
リセットボタンは、Thunderbirdのもとの並びに戻すときに使用します。リセットを押すと、Thunderbirdを再起動するようにメッセージがでるので、Thunderbirdを立ち上げなおしてください。
制限事項
いくつか制限事項があります。
- IDを持たないボタンには対応できません。基本は大丈夫ですが、ツールバーに独自のエレメントを追加するような特殊なアドオンがあると、うまく動かないかもしれません。
- 非表示設定は、ボタンを隠している(collapsed)しているだけで、削除はされていません。何かの機能によって、再表示されることがあるかもしれません。
- アドオンを削除すると、ツールバーはもとに戻ります。
- アドオンのデバッグで一時的に追加されているボタンには対応できません。
更新履歴など
バージョンアップでいくつか機能追加をしています。以下のリリースノートを参考にしてください。また、アドオンインストール時の警告についてまとめているので、こちらも参考にしてください。
2 件のコメント:
v2.0.2で日本語化をしました。
v2.0.3で、メインウィンドウとメッセージウィンドウ別々にカスタマイズするように変更しました。これに伴って、アドオンのオプションからの設定を削除しました。
Thunderbird 68と近い動きになったかと思います。
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