2019年7月30日火曜日

VAIO S (VPCS12AFJ) のWindows10化

VAIO S (VPCS12AFJ)という古いノートPCを、まだメインPCとして使っています。
Windows10がリリースされた時の、無償アップグレードを試したのですが、ディスプレイの明るさ(バックライト)が暗く、調整もできなかったので、あきらめて、Windows7に戻して使っていました。

で、Windows7のサポート切れもせまってきて、PC買い替えを検討していたのですが、
ダメもとでもう一度トライしてみたら、無事、最新の19H1(ver 1903)で動くようにできました。
重いゲームなどはしないので、まだまだ現役でいけそうです。

最終的に、
・バックライトの不具合の解消
・ハードディスクアクセス頻発の解消(RSTの更新)
をしました。
もし、同じ症状の方がいたら、ご参考までに。

なお、お決まり事ですが、 試される場合は自己責任でお願いします。

バックライトの不具合を解消する

インテルのグラフィックドライバ(のデフォルト値)に問題があるようなので、古いインテルCPUのPCで同じ症状の場合は、この方法で解消できるかもしれません。
私の場合は、
Core i5 M540 (Arrandale) 第1世代のIntel HD Graphics
です。

レジストリエディタを使って、レジストリを編集します。

まずは、スタートメニューを右クリックして、「ファイル名を指定して実行」を選びます。開いたウィンドウに「regedit」と入力して、レジストリエディタを起動。

レジストリエディタが起動したら、左のツリーを
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Control\Class\{4d36e968-e325-11ce-bfc1-08002be10318}\0000 
と開いていきます。
最後の「0000」のところは、「0001」の場合もあるようです。

ツリーが開けたら、「FeatureTestControl」をダブルクリックして、「値のデータ」を「fb20」に変更します。
(もとの値は、「f800」になっていると思います。)



あとは、レジストリエディタを閉じて、Windowsを再起動すれば画面の明るさが正常に戻って、明るさの調整も効くようになっていると思います。

注意点:
Windows10のバージョンアップをすると、この設定が元に戻ってしまうようです。
バージョンアップして、また画面が暗くなったら、同じ作業を試してみてください。
(Redstone 5 (ver1809) → 19H1 (ver1903)のアップデートで発生しました。)

これは、Windows7→10アップデートでも同様です。
私はこれに気付かず、Windows7の状態でレジストリを確認して、すでに「fb20」だったので、この方法は関係ないかと思い、ほかの方法を探して力尽きていました。
Windows10のアップデートによって、この値が書き換わったことが、そもそもの問題でした。


インテル ラピッドストレージテクノロジー(RST)を更新する

画面が明るくなったのはよかったのですが、今度はハードディスクへのアクセスが止まらず、とにかく動作が重くなってしまいました。
タスクトレイを見てみると、RSTにエラーが表示されていて、ドライバを更新してみたらひとまずおさまったので、その方法です。
(というか、ダウンロードの仕方です。)

まずは、インテルのダウンロードサイトへ。

ここからドライバをダウンロードしてインストールすればいいのですが、最新版は私のように古いPCをサポートしていません。

なので、自分のPCにあったバージョンを探します。
スタートメニューを右クリックして、「デバイスマネージャー」を立ち上げます。
次に、デバイスマネージャーで、「IDE ATA/ATAPIコントローラー」のツリーを開きます。
ここにある、コントローラーの名前を覚えておきます。
私の場合は、
Intel(R) 5 Series 4 Port SATA AHCI Controller
です。


で、ダウンロードサイトに戻って、自分のハードに対応した最新版を探します。
これは、各バージョンのページを開いて、根気よく見ていきます。
古いドライバは、Windows10をサポートしていませんが、気にせずいきます。
機械翻訳しているみたいなので、英語が得意な方は、英語のほうを見たほうがいいかも。

私の場合は、Ver 11.7.0.1013 でした。
 
いくつかファイルがあるのですが、一番上の、「iata_cd.exe」をダウンロードしてインストールします。
インストール完了後、PCを再起動すると、ハードディスクアクセスが多少は落ち着くかと思います。




おかしくなってしまった場合には

もし、問題が起きてしまった場合には、セーフモードで起動して、レジストリ設定やドライバを元に戻してください。最悪、データだけでも救出を。
Windows10では、ブートに失敗するとセーフモードに入れるようになります。

電源を入れてBIOS画面を過ぎたくらいで、長押しで電源を落としてください。これを2回以上繰り返すと、セーフモードに入れると思います。

2019年2月11日月曜日

Thunderbird in 2019

少し前のブログポストですが、2019年のThunderbirdの計画について簡単にメモ。
「※」は、私の勝手なコメント。

Thunderbird in 2019

Making Thunderbird Fly Faster
UIの遅さや、パフォーマンスの改善に取り組む。
より新しく、速い技術を活用して、Thunderbirdのコードを書き直していく。
マルチプロセス化も。

※Firefoxでやった、Electrolysis(E10S)の導入ってとこですかね。

A More Beautiful (and Useable) Thunderbird
UX/UIの改善に取り組む。
  • Gmail supportの改善
    ラベル対応、その他Gmail特有の機能をThunderbirdに取り込む。
    ※連絡先もネイティブで同期してくれるとうれしい。
  • 通知の改善
    OSの通知システムとのよりよい統合
    ※タスクトレイにしまえるようになるのかな。
  • 暗号化、設定まわりのUX/UI改善
    ※これはちょっと時間がかかりそう。

So Much More
技術的な概略はメーリングリストの投稿をみてね。

※ということで、意訳、抜粋してみます。(書きたかったのはここから)

[Maildev] thunderbird near term focus

UIの遅さに取り組む:
  • UIの遅さを分析、特定する
  • UIのパフォーマンスを測定する自動テストをつくる
  • スムーズな操作ができるように、アーキテクチャを変更する
  • Webテクノロジーを活用してコードを書き換える(特に負荷をWorkerにもっていく)
  • マルチプロセス

統合の改善:
  • Gmailサポート
  • 通知(システム統合)
  • .ics取り扱いの改善
    ※「inline event display」といっているので、メール本文のなかでの扱いが改善される?
     使っていないので、ピンとこない。

nsMsgSendの書き換えを完了する:
  • libmimeを取り除くのが最終ゴール。
    ※ユーザ側には影響はなさそう。
     メール送信まわりはアドオンから触りづらかったので、このあたりが改善されるとうれしいけど…ちがうかな。

フィルタの書き換えと改善:
  • 非同期のJavascript実装にする(今は同期のC++)
  • サーバごとのフィルタ適用を改善(全体に適用、フォルダごとに適用など)
  • Raw MIMEでなく、メッセージに対してフィルタできるようにする
  • サーバとの協調
    • ManageSieveプロトコル対応(※これ知らなかった)
    • Google filters対応(GData API)
  • UIのパフォーマンス改善にも効果がありそう

Webテクノロジを使ったプロトコルの書き換え:
  • メールプロトコルをJavascriptで書き換える。SMTPから。

より簡単な暗号化:
  • ユーザが証明書更新の仕方まで気にしなくていいように
  • 専門用語や、まぎらわしいメッセージを削除
  • OTRの実装(※認証方式:Offset Two-Roundのこと?詳しくはわからない)

Best add-onの採用:
  • Best of add-onsをThunderbirdのコアに取り込む
  • データインポート/エクスポート/アクセスの改善(ImportExportTools)
  • TNEF対応(LookOut)
  • Quicktextのいいとこ(テンプレート)
  • Exchange対応の調査

    人気のアドオンは、アドオンのままとしておくことに、あまり意味がない。
    ほとんどのユーザはアドオンを知らないので探さないだろう。
    多くのアドオンは、WebExtensionに更新されることもないだろう。

    アドオンには管理責任が分散される利点があるが、アドオン作者がコードをメンテしてくれるとうれしいなぁ(←虫が良すぎでしょ笑)

自動テストの更新:
  • Mozmillはだいぶ前に終わったけど、まだ、メインのUIテストフレームワーク。
    FirefoxのようにMarionetteに移行すべき。

オープンフォーマット、Structured dataのサポート改善:

    ※このあたりはよく知らないのでわからない。
     vCardのコードは1996年にさかのぼるらしい。

Thunderbirdセットアップ:
  • 会社等で使う人のためのパッケージソリューション

カレンダー:
  • XPCOMコンポーネントの削除、Javascriptクラスでの置き換え
  • カレンダー、タスクタブをself-containedに。できれば、HTMLだけを使って。
  • アラームサービスやほかのバックグラウンドサービスを含め、Lightningのスタートを遅らせられるようにする
  • カレンダー機能が1トリガで見れるようにThunderbirdとのUI統合を改善する
  • XPCOM依存を低減/削除する
  • ical.jsを完成させ、libicalを削除する

2019年2月10日日曜日

次期Thunderbirdへの対応(Thunderbird 65 Beta ~)

次期Thunderbirdのベータ版(Ver65 Beta4)が公開されていますが、旧来のレガシーアドオンは、Ver60のときと同じように、無効化されてしまうようです。

Thunderbird 65 Beta リリースノート

今回、少しまとまった時間がとれたので、お試しで対応版を作ってみました。
インストールできるようにするまではそんなに大変ではないのですが、それ以外の変更の影響が大きく、動作が不安定なものもあります。
また、Thunderbird 65専用で、ほかのバージョンにはインストールできないので、ご注意ください。

  • Check and Send 1.1.00b1
  • Priority Switcher 0.8.00b1
  • New Tab Button 0.3.00b1
  • Tag Toolbar 1.0.00b1
  • Maximize Message Pane 1.3.00b1

このほか、EnForwardも対応させたいのですが、苦戦中です。

ダウンロードはこちらから。


ちなみに、今回の件で、有名どころも離脱しはじめているみたいです。
「レガシーアドオンとして変更に対応し続けるのも、WebExtensionに書き換えるのも無理」と言っています。

TB65 & legacy Addon Reminderfox -- EOL

気づいてみたら、最初にMaximize Message Pane 0.1を公開したのが2005年で、私も趣味で始めた開発が13年も続いています。

10年もたつと、周りの環境も変わりますし、さすがに当初ほど時間も熱意もなくなってきます。まったり開発しているところに、これだけの変化が訪れると躊躇してしまいます。

Reminderfoxの作者さんは違うと思いますが、私のような人も多いのではないかなと思います。

Thunderbirdは、Firefoxとは違って、レガシーアドオンもサポートする方針を採ったわけですが、いずれにせよ、歴史のあるプラットフォームに手を入れるわけですから、その分痛みも大きい。

2019年、開発チームは速く、美しいThunderbirdを目指して、開発を加速させています。(下記ブログ)
アドオンの機能も、よいものは本体に取り込んでいくとも言っています。Traditional Add-onの作者はWebExtension化しないでしょとも(笑)
これまで楽しませてくれたThunderbirdチームとそのプラットフォームに感謝しつつ、新しいThunderbirdに期待していこうかなと思います。
アドオン開発は、できる範囲で細々と。

Thunderbird Blog - Thunderbird in 2019


[2019/7/30 注意]
7/26にThunderbird 69b1がリリースされましたが、以下のアドオンほぼすべてに、問題が出ています。時間をみて、これから調査という段階です。

[2019/8/26 追記]
Thunderbird 68への対応を始めました。
http://hogi-ja.blogspot.com/2019/08/thunderbird-68.html


Tag Toolbar 0.9.12

Tag Toolbar 0.9.12をリリースしました。
ツールバーの設定が、「アイコンの横にテキスト」以外に設定されているときに、メニュータイプのツールバーボタンが表示されなくなっていたので修正しています。

タグボタンや、タブをたくさん開いたときにでてくる「すべてのタブを一覧表示」が表示されるようになっています。

ほかのアドオンにも影響があった可能性もあるので、アドオンをインストールしたけど、ツールバーボタンが出てこなかった場合は、このバージョンで直るかもしれません。

http://hogi.sakura.ne.jp/ja/downloadcgi.rhtml?tagbar

2018年8月26日日曜日

アドオンのThunderbird 60対応

Thunderbird 60がリリースされましたが、アドオンに対する影響が大きく、互換性が確認できていないものは自動で無効化されています。
というわけで、Thunderbird 60向けに、アドオンの修正を始めました。

以下のバージョンが、Thunderbird 60対応しているものです。
動作確認があまりできていないので、ベータ版として公開します。
おかしな点があったら、教えてください。
だいぶ時間がかかってしまいましたが、大きな問題は一通り片付いたので、正式リリースとします。
  • Check and Send 1.0.20b1
  • EnForward 0.4.11
  • Maximize Message Pane 1.2.20b1
  • New Tab Button 0.2.10b1
  • Priority Switcher 0.7.10b1
  • Tag Toolbar 0.9.11
ダウンロード:
http://hogi.sakura.ne.jp/ja/index.rhtml 

[2018/10/25 Update] Tag Toolbar 0.9.10b4
  • ツールバーの最大数を1以外に設定していた場合に、動作がおかしかったのを修正 
[2019/01/05 Update] Tag Toolbar 0.9.11
  • オプションダイアログのレイアウトを調整
  • 正式バージョンとしてリリース
 [2019/01/05 Update] EnForward 0.4.11
  • 0.4.10b5を正式バージョンとしてリリース(バージョン変更のみ)

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