2024年2月5日月曜日

EvernoteからOneNoteへの移行(Evernote2OnenoteのTips)

Evernoteをプラスプランで使い続けていたのですが、ついにプラン廃止、強制的にパーソナルプランへ移行となってしまい、更新のタイミングでフリープランに切り替えました。
パーソナルは、ちょっと高すぎです。機能を使いきれないですし。

プラン移行後、追い打ちをかけるように、1ノートブック、50ノートに制限されてしまい、新しいノートを作るどころか、ノートの移動すらできない状況になってしまいました。アプリはアプリで、使い物にならないくらいに割引の広告…

というわけで、思い切ってOneNoteに移行してみました。Notionも考えたのですが、あまり細かいことを考えずにノートをサクサク作りたいのと、オフライン中に何もできなくなってしまうのでOneNoteにしました。

Evernote2Onenoteを使って移行しました…だけでは面白くないので、enexファイルを下処理することで、インポートの課題を多少改善できたので、その共有です。基本的には、Evernote独自のタグ、styleが引き継げないので、そこをゴニョゴニョしています。
最後に、私がやった下処理をするプログラムを置いておくので、よければ使ってください。

課題1:空行が消える

空行は
 <div><br/><div>
となっているのですが、行頭にスペースを入れて、
 <div> <br/></div>
とすると空行が残るようになります。
スペースを入れるのがイヤな場合は、
 <div><br/><br/><div>
のように</br>を2個にしても空行ができますが、表に空白のセルがあると崩れてしまうので注意です。


課題2:インデントされない

インデントは、
 <div style="padding-left:40px;">
のように、1レベルで40px下げられているので、その行頭に1インデントあたり4個のスペースを追加しました。単純にスペースを入れても、2個以上のスペースは無視されてしまうので、「&nbsp;」でスペースを入れます。


課題3:中央寄せ、右寄せがされない

こちらも、
 <div style="text-align:center;">
のようにstyleが指定されていますが、これが引き継げません。左右にスペースを補って中央寄せ、右寄せっぽくしました。


課題4:タスクが削除される

インポートすると、「サポートされていないコンテンツです~」という警告文に置き換わってしまいます。

<div style="--en-task-group:true; ...
というところが、該当部分ですが、ここはプレースホルダで、タスクは<task></task>タグとして、別のところで定義されています。
<task>の中の、<title>がタスクのタイトル、<taskStatus>がタスクの状態(open/completed)、<taskGroupNoteLevelID>がプレースホルダと紐づけるIDになります。

なので、openのタスクは( )、completedのタスクは(x)をタスクのタイトルにつけて、プレースホルダの位置に挿入しました。
こんな感じ:
 <div>(x) タスク1(完了)</div>
 <div>( ) タスク2(未完了)</div>

プレースホルダのところは、残しておくと警告文がでてしまうので、ざっくり削除します。

何を言っているのかさっぱり…という方は、後で紹介するプログラムを使ってください。

課題5:チェックボックスが削除される

チェックボックスは<en-todo/>というタグになっています。
 <en-todo checked="false" />チェックボックス(チェックなし)
 <en-todo checked="true" />チェックボックス(チェックあり)

これを、以下のようにチェックありは[x]、なしは[ ]に置き換えました。
 <div>[ ]チェックボックス(チェックなし)</div>
 <div>[x] チェックボックス(チェックあり)</div>

課題6:チェックリストが箇条書きになってしまう

チェックリストは、
 <ul style="--en-todo:true;">
というリストになっていますので、リストをやめて、チェックボックスと同じように置き換えました。

タスク、チェックボックス、チェックリストは、終わっているノートはそのまま、まだ使っているノートは、手動でノートシールに置き換えるつもりです。

 

課題7:区切り線が消える

<hr/>を<div>-----------------</div>のように、「-」の線で置き換えました。

課題8:タグがセクションに変換される。複数タグがある場合は、ノートが重複する

これは、Evernoteの階層を、どうOneNoteに引き継ぐかによると思いますが、私はノートブック=セクションとしたかったので、タグを削除し、ノートブック名のタグを追加しました。
タグは、<tag>タグになっているのでこれを削除、代わりに
 <tag>ノートブック名</tag>
を追加し、全ノートがノートブック名のセクションに格納されるようにしました。

このとき、元のタグ情報が消えてしまうので、「#tag1 #tag2 ...」のように、ノート本文に元のタグを追記するようにしました。あとで検索してノートシールを付けようという作戦だったのですが、OneNoteの検索がイケておらず、これはうまくいかず…

課題9:コードブロックの書式が消える、ノートリンクがEvernoteのリンクのまま

これはいかんともしがたいので、該当箇所に「!!!ここはコードブロック!!!」のような目印を追加して、インポート後に検索、修正することにしました。
コードブロックは、
 <div style="--en-codeblock:true;>
ノートリンクは
 <a href="evernote:/// ... >
のようになっているので、この直前に、
 <div>!!!ここはコードブロック!!!</div>
のようにマークを入れました。

おまけのスクリプト

これまでのように、enexファイルを修正していけばいろいろできるのですが、さすがに手作業は無理なのでRubyでスクリプトを書いてやりました。下記に、スクリプトを実行ファイル化したものと、スクリプト本体を置いておきますので、使ってみてください。

また、設定が必要なので、readme.txtを確認してから使ってください。あと、決まり文句ですが、データが壊れても責任はとれませんし、途中でエラーで落ちてしまうこともあると思うので、必ずバックアップを取ったうえで、動いたらラッキーくらいで。

実行ファイルをそのまま使ってもらってもいいですし、スクリプトをいじってカスタムしてもらってもかまいません。もっといいスクリプトが書けたら、教えてもらえるとうれしいです。

ダウンロード:

https://hogi.sakura.ne.jp/dl/b4e2o_v101.zip

最後に

私は、これでなんとかOneNoteでやっていけそうな感じになりました。全ノートを確認していないので、Evernoteに過去データを残しつつ、OneNoteで新しいノートを作っていく形になりそうです。OneNoteはタグがない、Webクリップがいけてないと不満点もありますが、これは慣れかなぁと。

今回、OneNoteへの移行をしましたが、上記に書いたものは、OneNoteに特化したものではないので、他のノートサービスで同じような課題がある場合にも、有効かもしれません。

最後に、Evernote2Onenoteの作者さん、あなたがいなければ路頭に迷うところでした。Evernote、何してくれんねん。ホント。




2023年4月1日土曜日

EvernoteのENEXファイルをインポート/エクスポートするThunderbirdアドオン(ENEX Tools)

Evernoteのプランを見直してみるでちょっと触れましたが、Evernoteのプラスプランからフリープランへ移行すべく、EvernoteのデスクトップクライアントとThunderbirdでデータの行き来ができるようにアドオン(ENEX Tools)を作ってみました。間にENEXファイルに落とす作業が入るので、少しめんどくさい部分はあります。ニッチな需要かもしれませんが、気になる方は使ってみてください。

EvernoteがAPIを用意していて、ほんとは、ENEXファイルなんか介さずに、直接Evernoteのサーバとやりとりできるのですが、そのためのSDKの開発が止まっていて正しく動くか怪しそうなのと、アドオンとして組み込むのも骨が折れそうだったので見送っています。

では、簡単に説明いきます。

起動

ダウンロードはこちらから。

アドオンをインストールすると、ツールバーにノートを開いたアイコンが追加されるので、ここから実行します。コンテキストメニューからでもいけます。


Evernoteからメール作成

Evernoteのノートをメールで送信する機能です。Evernoteに「コピーをメールで送信」する機能がありますが、その代替のつもりで作っています。

この機能を使うには、まず、Evernoteのデスクトップクライアントで、必要なノートをエクスポートしてください。ファイル形式はHTMLではなくてENEXを選択してください。複数ノートを選択してまとめてエクスポートしてもOKです。

ENEXファイルを作ったら、Thunderbirdで「Evernoteからメールを作成」を実行してください。開いたウィンドウで、「ファイルの選択」をクリックして、先ほど作ったENEXファイルを読み込んでください。このウィンドウにドラッグ&ドロップしてもできます。

すると、リストにノートのタイトルが表示されるので、それを確認して作成ボタンを押してください。Thunderbirdのメール作成ウィンドウが本文にノートの内容が入った形で立ち上がります。ノート内に埋め込まれていたファイルは添付ファイルになっています。あとは、好きなように編集して送信すれば完了です。

Evernoteからエクスポートするときに、複数のノートをまとめた場合は、リストで対象のノートを選んでください。また、ノートが複数ある場合だけ、「全ノートをマージする」がでてきます。これをチェックすると、全ノートを結合してメール作成ウィンドウを立ち上げます。あまり使わないかなと思いますが。


このブログポストは、Evernoteで書いたものをこの機能でBloggerに飛ばして書いています。ひとまず、私がやりたかったことはできた感じです。

Evernoteへエクスポート

こちらは、Thunderbirdで受信したメールを、Evernoteがノートとして取り込めるようにエクスポートする機能です。

「Evernoteへエクスポートする」を実行してウィンドウを開いたら、エクスポートしたいメールを選択してください。複数選択してもOKですが、一度にエクスポートできるのは100件までです。エクスポートするサイズが大きくなるほど重くなっていくので、あまり無理はせず小分けでやってほしいです。上限を取っ払うこともできますが、メールを一気に全部取り込む!って方が出てきそうで制限をかけています。

メールを選択した状態で、エクスポートボタンを押すと、エクスポートが始まります。内部での変換が終わると、ファイルの保存画面が出てくるので、保存先を指定して完了です。EvernoteのデスクトップクライアントでENEXファイルをインポートしてください。ファイル→インポートからできますし、ドラッグ&ドロップでもできます。ドラッグ&ドロップのほうが、ノートブックを選べるのでいいかと思います。

リマインダ、タグを付けることもできるので、必要に応じて設定してください。「メッセージのタグを追加」は、メールについているタグをノートに追加します。Evernote側にないタグの場合は、Evernoteにインポートしたときに勝手にタグが追加されます。これは、Evernoteの仕様でアドオン側ではどうにもできないので、気を付けてください。


Evernoteにメール転送する方式と比べると、若干面倒ではありますが、私的にはこれもありかなと思いました。Evernote(ENEXファイル)のインポートに対応している、他のノートサービスに、Thunderbirdのメールを取り込むという使い方もできるかなと、当初は想定していませんでしたが、作りながら思いました。(思っただけで、確認はできていません…)

オプション

需要ありそうかなと思ったものを、いくつかオプションとして用意しました。オプションを変更した場合は、次にインポート/エクスポートウィンドウを開いたときに有効になります。

Evernoteノートからメール作成
インポート時のオプションです。
  • 差出人
    メール作成時のFromのアドレスを指定できます。自動はそのとき選択しているメールのアカウント、デフォルトはThunderbirdで「既定」に設定されているものが使われます。アカウントが一つしかない方には関係ないオプションです。
  • 以下のアドレスを常にTo:(Cc:, Bcc:)に追加する
    ここに書いたメールアドレスを、Toに設定した状態でメール作成ウィンドウを開きます。Cc:、Bcc:も同様の設定があります。
  • Evernoteのリマインダ情報を追加する/Evernoteのタグ情報を追加する
    ノートにリマインダ、タグが設定されていた場合に、それをメールの先頭(ヘッダ)か、末尾(フッタ)に追記します。
  • リマインダつきノートだったらXXXを重要度に設定する/タグつきノートだったらXXXを重要度に設定する
    ノートにリマインダ、指定タグが付いていた場合に、メールの重要度を自動で設定します。リマインダとタグの両方が成立している場合は、高いほうの重要度を設定します。
  • 以下より大きいサイズの添付ファイルを削除する
    指定したファイルサイズを超える場合は、削除してメール作成ウィンドウを開きます。
  • Markdownに変換する
    Markdown形式にしてメール作成ウィンドウを開きます。Markdownにあまり詳しくないのですが、方言があるようなので、ちょっと調べて書き方を選べるようにしてみました。また、うまく変換できない場合もあると思うので、おまけ的に考えてください。Evernoteユーザなら、Markdown好きな方もいるかなと思って入れてみました。

メッセージをEvernoteノートにエクスポート
エクスポート時のオプションです。
  • HTMLメールの代替テキストを使う
    HTMLメールの中に、対応していないメーラ向けにテキスト版も含まれているものがあるのですが、そのときに、どっちをノートとしてエクスポートするかのオプションです。チェックするとテキスト版を使います。HTMLメールによっては、スタイル情報がEvernoteに引き継げずに、大きく崩れるものがあるので、その場合は、このオプションを使ってもらえるといいかなと思います。
  • メッセージと同じタグをノートに追加する
    メールにタグをつけていた場合に、同じタグをノートに設定します。エクスポートのウィンドウに同じ文言がありますが、ここをチェックすると、エクスポートウィンドウもチェックを入れた状態で立ち上がります。エクスポートウィンドウで、別途指定した場合は、そちらが使われます。
  • 送信日時をノートの作成日にする
    ノートの作成日がEvernoteに取り込まれた日時ではなく、メールが送信された日時に設定されます。メールとあっていたほうがうれしいと思ったので、デフォルトでONにしておきました。
  • 件名の先頭にあるRe:、Fwd:、Fw:を削除する/件名の先頭にある[...]、(...)を削除する
    「Re:」とかが、ノートのタイトルに不要な方はチェックしてください。ちなみに、「Re:」だけは、Thunderbirdが内部的に消してしまっていて、ここをOFFにしていても「Re:」が欠落する場合があります。これは仕様にさせてください。技術的には可能なのですが、処理が重くなってしまいます。
  • 常にenexファイルを保存するフォルダを指定する
    「保存先をきいてくる」と説明しましたが、これをOFFにすると、Thunderbirdが添付ファイルを保存するフォルダに自動でENEXファイルが保存されます。この保存先は指定できません。Evernoteのインポートフォルダを指定して…という使い方がしたい方もいると思いますが、これはThuderbirdの仕様になります。セキュリティを考えての制約と思います。
  • ノートにメッセージヘッダ情報を追加する
    ノート本文の先頭に、From、To、Cc、送信日時、タグ情報を書き出します。
  • 元のメールをノートに添付する
    メールをENEXに変換するだけではなく、オリジナルもとっておこうということで、eml形式で添付ファイルとしてノートに追加します。もちろん、ノートサイズは2倍になるので、ご注意ください。
  • ノートに添付するファイルを確認する
    このオプションをチェックすると、エクスポートを実行した直後に、添付ファイル名とサイズをチェックリストで表示してきます。不要なファイルは、ここでチェックを外すと、エクスポートされなくなります。
  • 以下より大きいサイズの添付ファイルを削除する
    指定したファイルサイズを超える場合は、削除してエクスポートします。元メールを添付する場合は、このemlファイルはチェックの対象外になります。

注意事項

最後に注意事項です。上で触れたものも書き出しています。ご理解の上、使ってください。
  • メッセージ選択は100件まで。それ以降は無視。100件エクスポートでも重いと思うので、あまり無茶はしないようにお願いします。
  • Thunderbirdの仕様上、enexファイルに複数ノートがある場合や巨大な添付ファイルがある場合でも、一旦全部読み込んでから処理しています。それなりにメモリを食います。なので、あまり大きいファイルを読み込まないようにお願いします。添付ファイルのサイズチェックも、丸ごと読み込んだ後に走っているので、オプションでサイズ制限をしても効果はありません。
  • マークダウンの場合、内部的にはENEX(ENML)→HTML→Plain textと変換していくので、処理は重いです。できあがったメール本文はプレインテキストなのでHTMLメールより軽いですが。
  • Evernote Javascript SDKを使えば、直接Evernoteとリンクできると思いますが、対応は見送りました。フィージビリティの確認から必要です。
  • Evernoteのノート内の暗号テキストは削除されます。
  • Evernoteのノート内のノートリンクは削除されます。
  • タスクは項目のみで、期日、リマインダ、フラグは削除されます。
  • プラスより上のプランでのみ使える機能は確認できていません。例えば上記のタスクの期日や、カレンダーとか。ENEXファイルを送ってくれたら対応できるかもしれません。
  • エクスポート時、<style/>を削除しているので、メールによってはレイアウト/デザインが大きく崩れます。これは、Evernote側の制限で、インラインスタイルしか許していないためです。インラインスタイルに変換してというのも考えたのですが、大変そうなのでギブアップしました。
  • Evernote Legacyアプリでは動作確認していません。問題ないとは思いますが。


Evernoteのメール連携機能をフリープランでも、のコンセプトで作ってみました。ノート/メールによっては、うまく変換できないケースがあると思いますが、こればっかりは数をこなして対応していくしかないので、使いながら直していこうかなと思っています。もちろん、改修要望も歓迎です。「動かないときがある」だけでは、対処のしようがないので、サンプルデータももらえると助かります。
 
あとは、Evernoteの端末数制限だけが課題です。このアドオンを使うには、デスクトップクライアントの使用が必須なので、まずこれで一つ消費。iPhoneとiPadがあるので、iPadをあきらめるか、アカウントをもう一つ作って共有機能を使うか。うーん。悩ましいです。

2023年3月21日火曜日

Evernoteのプランを見直してみる

まだEvernoteなんて使ってるの?って方もいると思いますが、Notionとかよさそうだよなぁとか興味をもちつつ、大きな不満もないし、移行もめんどくさいしと、なんだかんだで使っています。プラン改悪だとか、アプリ改悪だとか、そこまでいわなくても…と思っていたのですが、プラン改定のお知らせが届き、ちょっと他人事じゃなくなってきました。

今はもう募集していないプラスプランを使っているのですが、出たときは年間2000円くらいで、無料プランではちょっと物足りないなぁというところに、ちょうどいいプランでした。その後、値上げがされ年間4200円。プラスプランがでたときのプレミアムプラン相当の値段ですが、まぁまぁしょうがないかとそのまま契約継続。で、また、料金改定の案内がきました。いくらになるのかよくわからないのですが、値上げは確実。機能の追加はないのに、昔のプレミアム越えということで、ちょっと払い過ぎ感がでてきました。

に説明があって、「新たな機能への投資を継続するために」とありますが、この新たな機能はプラスプランには落ちてこないんですよねぇ。なんか納得いかないですし、そんなにヘビーな使い方をしているわけでもないし、フリープランでもなんとかなるんじゃないのと。

プラスとフリーの違いを比べてみると以下の感じ。

  • 月間アップロード容量
1GBから60MBへ下がる。ちょっと心細いですが、最近の使い方では60MB超えたとはたぶんなく、意外となんとかなるのかなぁと。プラスにあげた理由の一つに、写真をアップロードしていて、すぐに60MB超えていたのがあったのですが、今ではほとんどやっていないので、影響なさそう。

  • 端末台数
フリープランだと、Web版も含めて2台まで。これはかなり効く制限ですね…
私の使い方だと、スマホ、タブレット、PCの3台欲しいのですが、これだと有料プランしかなく。
アカウントをもう一個作ってノートブックを共有するという手もあるので、運用で何とかなるかも。
 
  • メールをEvernoteに転送
フリープランだとお試しの5回まで。頻繁に使うわけでもないですが、ないとそれはそれでちょっと不便。メールで届いた領収書をEvernoteに入れておきたいとかあるんですよね。Thunderbirdを使っていれば、アドオンで何とかなりそうな気もします。

  • Evernoteのノートをメールで転送
上記の逆の機能ですが、これが、ちょいちょい使います。アドオンを作るのに必要な情報をクリップしたり、ちょっとしたバグ管をEvernoteでやっているので、そのリリースノートになるブログの下書きもEvernoteでやっています。で、GoogleのBloggerにメール投稿の機能があって、Evernoteから下書きノートをBloggerにメールで送って、ちょい変して公開というのが一連のフローになっています。Evernoteからコピペでというのもできますが、画像の挿入や書式の設定などで手間がかかり、あまり気乗りしない作業ではあります。でも、これもアドオンでなんとかなるかも。

  • オフラインノート
海外出張の時に使うかなと思っていたのですが、実際は、海外でネットにつながらないのは恐怖でしかなく、WiFiなり現地SIM買ったりでとにかくオンラインを求めていたので、出番なしでした。それにホントに大事なものは、別の方法でも持っていたりするので、結局一度も使ったことなし。

  • カスタムテンプレート
使えなくなりますが、使っていないので、影響なし。

  • Googleドライブ、Penultimate、Salesforce、Slackなどとの連携
使えなくなりますが、使っていないので、影響なし。
 
  • その他制限
ノートのサイズ 50MB → 25MB
ノートブックの数 1000 → 250
他のユーザから共有されるノートブックの数 500 → 100
全く問題なし。

私の使い方としてはこんな感じなので、端末台数は気になりますが、メールの機能をアドオンでカバーしたら、意外とフリープランで行けるんじゃないかという気がしています。で、今、Evernoteのエクスポートファイルを読み込んでメール作成、メールをEvernoteのエクスポートファイルに書き出し、するようなアドオンを作り始めています。ほぼ出来上がっていて、いろいろ調整している状況です。ちょっとニッチなものかもしれませんが、いい感じにできたら公開もしようと思っています。
 
次の契約更新は10月なので、フリープランでいけそうか試行錯誤しつつ、他のサービスへの乗り換えも考えていこうかなって感じです。

2023年2月6日月曜日

Thunderbird 102対応版 EnForward

Thunderbirdで受信したメールを、メール転送を使ってEvernoteに保存するアドオン EnForwardをThunderbird 102に対応させました。お待たせしてしまった方、ほんとすみません。

ダウンロード(v2.2.1):

Thunderbirdのアドオンサイトにも登録申請しています。審査が通れば、自動で更新されるようにもなります。

ちなみに、v2.2.1を登録する際に、間違ってThunderbird 91向けのv2.1.0を削除してしまいました。旧バージョンの再登録申請はできないので、v2.1.0が欲しい方は、すみませんが、上記のURLからダウンロードしてください。

新しい機能は入っていないですが、Thunderbird 102対応のほかに、確認画面を中心に、いくつか変更を入れています。

v2.2.1では、こんな感じの確認画面になります。

[構成の見直し]
今までは、表形式で全部のメールの転送設定を1画面で表示していましたが、1画面に1メール分として、上にある数字のタブで切り替えるようにしました。だいぶ見やすくなったと思うのですが、いかがでしょうか?

[実装方法の変更]
上部にタイトルバーが見えると思いますが、ポップアップではなくて、ウィンドウでの実装に変更しました。これで、タイトルなどが長くて見切れている場合に、ウィンドウを広げることができるようになりました。あと、ツールバーにEnForwardのボタンを置いておかないと、確認画面が出せなかったのですが、今回からはボタンがなくても表示されるようになっています。

[ダークテーマ対応]
Thunderbirdに組み込まれているダークテーマの色合いに合わせてみました。もちろん、ライトテーマでは、これまで通りの白背景ベースになります。オプション画面も同様に、テーマに合わせて色が変わるようにしてあります。

このEnForwardですが、メールをバックグラウンドで送信するために、Thunderbirdのコア部分に依存してしまっており、Thunderbirdのメージャーバージョンアップのたびに動かなくなるという状況にはまっています。今回も、私が気づかず直し切れていない部分があるかもしれないので、動きがおかしい等ありましたらご連絡いただけると助かります。

2022年11月24日木曜日

Evoland Legendary Editionを日本語で遊ぶ!

内蔵グラフィックのノートPCしかもっていないのですが、Prime GamingやEpic Gamesでゲームが配布されているのを見て、できたらラッキーくらいの気持ちで、そんなに重くなさそうなやつをちょこちょこやっています。

で、1か月くらい前にEpic Gamesで配布されていたEvoland Legendary EditionのEvoland 1の話です。これまでの歴史をたどるように進化していくゲームという、私も含め、そこそこの年齢層の人には、おぉ?っと思わせるアイデア勝負のゲームです。日本語は対応言語に入っていませんが、メニュー画面等は、ちゃんと日本語表示になっています。

宝箱を開けるたびに、カラーになったり3Dになったりと、なるほどうまいこと考えたものだなと楽しんでいたのですが、なんかメッセージが表示されていないような気がし始め…最終的には何も表示されなくなって詰みました。

タダでもらったものですし、日本語対応はうたっていないので文句は言えないですが、せっかく日本語あるっぽいのにといろいろ探していると、日本語化パッチを発見!見事に表示されるようになり、エンディングまでたどり着きました。同じようにはまっている方は、ぜひお試しを!
…と、紹介しようと思ったのですが、パッチが置かれていたところが見つからず。手元にはあるものの、再配布していいものかわからず。

前置きが長くなりましたが、「日本語化パッチ」と同じ修正ができる(同じバイナリを吐く)プログラムを作ってみましたので、よろしければ試してみてください。もとになった修正パッチは「EVOLAND_1_EPIC_JP.exe」というものです。使用するフォントの優先順位を変えることで不具合を解消しているようです。こういうの作れちゃう方って、ほんとすばらしい!

ウイルスチェックの警告が出ちゃうかもしれませんが、もちろん何も仕込んでいません。念のため、チェックして使用ください。

この町でこんな感じで詰まると思いますが、

ちゃんとなおります!

アイテム収集にこだわらなければ3時間くらい。1回やれば十分かなくらいのボリュームですが、思わずにやりとさせられる方もいるのではと思います。

後は、これ、終わり方がわからないんですよね。メニュー画面にもどって、Alt+F4で終了させていますが、もしご存じの方がいらっしゃったら教えてください。

最後に、お約束ですが、ご使用は自己責任でお願いします。



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