Priority Switcher 0.6.10b4 を公開しました。以下の変更をしています。
- 隠しオプション「mail.server.serverX.psw.change_messageid_on_imap_commit」 を追加
ベータテストをしているうちに、Gmail IMAP など一部のIMAPサーバでは、メールヘッダの Message-Id が同じメールが複数存在できないことが分かってきました。この場合、重要度の「書換え(コミット)」をしても、書き換えたメールがはじかれてしまって、うまくいきません。そこで、上記のオプションを真偽値として追加し、値を true にすると、Message-Id も変更して強制的に書換えするようになります。ただし、Message-Id を書き換える弊害として以下があります。
- スレッドが切れる
メールヘッダの、Message-Id、In-Reply-To、References によってスレッドの親子関係が記録されています。Message-Idを変えることで、この関係が崩れてしまうので、Thunderbirdが、この関係を見る設定になっている場合は、スレッドが切れてしまいます。Gmail 上では、独自にスレッドを判定しているようで、スレッドは繋がったままになっています。
- 受信日時が変わる
Message-Id が変わることで、元のメールとは別のメールとして認識されるので、受信日時が、書換えをした日時に更新される場合があります。Thunderbird上では大丈夫ですが、Gmailのリスト表示の部分は、日時が更新されてしまいます。
まだ他にも問題があるかもしれないので、あまりおすすめはできないです(なので隠しオプション扱いです)。 それでもいいという方は、試してみてください。設定の「serverX」の部分は、server1 のように、Xの部分が環境によって変わります。設定エディタを起動して、mail.server で検索してみると、Xの数字がなにか分かると思います。ちなみに、このオプションは、IMAPにしか効きません。
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