2010年11月24日水曜日

Priority Switcher 0.6.10

Priority Switcherのベータテストを終了し、安定版の v0.6.10 を公開しました。v0.6 からの変更点は以下の通りです。
  • [Fixed] IMAPで重要度の「書換え」ができないのを修正(ですが、Gmail IMAPなど一部のIMAPサーバでは「書換え」は動作しません)
  • [Fixed] 「書換え」をするとヘッダの並び順が変わるのを修正
  • [Fixed] 「書換え」をすると一部のヘッダが消失するのを修正
  • [Fixed] リセットができないのを修正
  • [Fixed] 重要度でソートした状態が保持されないのを修正
  • [Fixed] 自動的に「書換え」するオプションが、スレッドペインのアイコンをクリックした場合に効いていないのを修正
  • [Added] ロケールアップデート
  • [Added] 下書きのメッセージを再編集する場合に、メッセージ作成ウィンドウのツールバーにある重要度メニューが必ず「標準」になってしまうのを修正(Thunderbirdのバグ?仕様?に対するワークアラウンドです)
  • [Added] 隠しオプション「mail.server.serverX.psw.change_messageid_on_imap_commit」 を追加(詳細はv0.6.10b4のリリースノートを参照してください。)
テストへのご協力ありがとうございました。

2010年11月18日木曜日

Priority Switcher 0.6.10b4

Priority Switcher 0.6.10b4 を公開しました。以下の変更をしています。
  • 隠しオプション「mail.server.serverX.psw.change_messageid_on_imap_commit」 を追加
ベータテストをしているうちに、Gmail IMAP など一部のIMAPサーバでは、メールヘッダの Message-Id が同じメールが複数存在できないことが分かってきました。この場合、重要度の「書換え(コミット)」をしても、書き換えたメールがはじかれてしまって、うまくいきません。そこで、上記のオプションを真偽値として追加し、値を true にすると、Message-Id も変更して強制的に書換えするようになります。ただし、Message-Id を書き換える弊害として以下があります。
  • スレッドが切れる
    メールヘッダの、Message-Id、In-Reply-To、References によってスレッドの親子関係が記録されています。Message-Idを変えることで、この関係が崩れてしまうので、Thunderbirdが、この関係を見る設定になっている場合は、スレッドが切れてしまいます。Gmail 上では、独自にスレッドを判定しているようで、スレッドは繋がったままになっています。
  • 受信日時が変わる
    Message-Id が変わることで、元のメールとは別のメールとして認識されるので、受信日時が、書換えをした日時に更新される場合があります。Thunderbird上では大丈夫ですが、Gmailのリスト表示の部分は、日時が更新されてしまいます。
まだ他にも問題があるかもしれないので、あまりおすすめはできないです(なので隠しオプション扱いです)。 それでもいいという方は、試してみてください。設定の「serverX」の部分は、server1 のように、Xの部分が環境によって変わります。設定エディタを起動して、mail.server で検索してみると、Xの数字がなにか分かると思います。ちなみに、このオプションは、IMAPにしか効きません。

2010年11月13日土曜日

Priority Switcher 0.6.10b3

Priority Switcher 0.6.10b3 を公開しました。b2に不具合があったのでその修正をしています。
  • [Fixed] スレッドペインのアイコンをクリックして重要度を変更する場合に、自動的にコミットするオプションが動作しないのを修正
  • [Fixed] コミットすると、スレッドが切れてしまうのを修正
  • [Changed] Gmail IMAPでのコミットを無効化
Gmail IMAP でのコミットですが、やはりうまくいかないので無効化しています。

2010年11月10日水曜日

Priority Switcher 0.6.10b2

Priority Switcher 0.6.10b2 を公開しました。以下の修正をしています。
  • [Fixed] 別フォルダを変更すると、重要度でのソートが解除される不具合を修正
v0.6.10で予定していた内容はこれで全部です。
あとは、ロケールの更新くらいですが、BabelZillaが落ちてる…

2010年11月9日火曜日

Priority Switcher 0.6.10b1

Priority Switcher のベータ版 v0.6.10b1 を公開しました。以下の修正をしています。
  • [Fixed] eval() 関数を使わないように変更
  • [Fixed] IMAPでコミット(メールのヘッダ自体を書き換える)ができないのを修正
  • [Fixed] コミットするとヘッダの並び順が変わるのを修正
  • [Fixed] コミットすると Received: ヘッダの一部が消失するのを修正
  • [Fixed] 重要度のリセットができないのを修正
IMAPでコミットできない件は、かなり以前から報告をもらっていたのですが、IMAPサーバに依存するようで、なかなか修正ができませんでした。Gmail IMAPでは動作確認したのですが、他ではどうかわかりません。 やっぱり直ってないようでしたら教えてください。

2010年11月2日火曜日

Tag Toolbar 0.8.30b4

Tag Toolbar 0.8.30b4 を公開しました。以下の機能を追加しています。
  • タグツールバー上のボタンは常に小さいアイコンで表示する
      Thunderbirdのツールバーの設定にかかわらず、タグツールバーに置かれたボタンは、常に小さいアイコンで表示されます。タグツールバーにアイコンを置くと、ツールバーの高さが増えて、不格好になってしまうのと、スペースを少しでも確保するためにこのオプションを追加しました。デフォルトで有効になっています。無効にする場合は、オプションダイアログの「Always show small icons in Tag Toolbar」のチェックをはずしてください。
  • ヘッダビューのタグを非表示にする
      タグのついたメッセージを選択すると、ヘッダビューにタグが表示されますが、これを表示されないようにする機能です。タグツールバーをテキストモードで表示していると、ヘッダビューにもタグを表示するのは余分ですので、それが気になる方は、この機能を有効にしてください。デフォルトでは無効になっています。オプションダイアログの「Hide tags row in header view」が該当オプションです。
オプションダイアログのイメージは以下の通りです。


このベータでは、以下の不具合の修正もしています。
  • [Fixed] IMAPで送信済みメッセージにタグがつけられない
      同じ不具合は過去のバージョンにもあって、先日リリースした v0.8.21 で修正したのですが、v0.8.30 ではアルゴリズムを変えたので、以前とは違った原因で再発させてしまいました。ですので、v0.8.21 で直っていなかったというわけではありません。

2010年11月1日月曜日

Tag Toolbar 0.8.30 ベータテスト

Tag Toolbar 0.8.30 のベータテストを始めました。現在は、v0.8.30b3 が最新です。要望の多かった機能を3つ追加しています。

  • タグ共有: 送信メールにタグ情報を埋め込んで、受信先でタグを再現できるようにします。メール作成ウィンドウでタグを選択し、以下の画像のようにクリップのアイコンのボタンを押した状態で送信してください。クリップアイコンを押さない状態だと、これまでと同じように自分の送信済みフォルダに入るメールだけにタグがつきます。この場合は、タグ情報がメールに埋め込まれることはありません。
    ただし、タグ共有をするには、
    • 相手も同じタグを持っていること
    • 相手も Tag Toolbar 0.8.30 をインストールしていること
    が前提条件になります。相手とタグを合わせるのは、Tag Toolbar のインポート機能を使うと楽かもしれません。
    タグ共有の詳しい仕組みは、他の記事としてポストします。

  • 返信、転送時などに、元メールのタグを送信メッセージに追加: 元メッセージのタグをONにした状態で、メッセージ作成ウィンドウを開きます。デフォルトで有効になっています。この機能を無効にする場合は、オプションを開いて、以下の画像の部分のチェックを外してください。
  • カテゴリボタン: 以下のボタンをツールバーに追加しボタンを押すと、カテゴリが表示され、その中からタグを選択できます。タグツールバーのカテゴリ機能だけほしい人向けに作りました。通常のツールバーにおいても、タグツールバーにおいてもOKです。

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