2008年12月22日月曜日

Google Contactsで大量の連絡先を同期する場合の注意点

ThunderbirdとGmailのアドレス帳を同期するGoogle Contactsは、多くて数百程度の連絡先の同期を想定して作っています。しかし、世の中にはもっとたくさん連絡先を持っている人がいるようで、 3000以上の連絡先を同期するとThunderbirdがフリーズするとの連絡をもらいました。実際にはフリーズしてはいなくて、処理に時間がかかって いるだけなのですが、Thunderbirdが「応答のないスクリプト」の警告を出してしまい、フリーズしたと思ったようです。

このように想定外の規模の同期がされた場合、現在のプログラムでは、Thunderbirdが固まってしまう問題に加え、メモリ使用量が多くなってしまう 問題もあります。どちらの問題も、修正にはかなりの変更が必要になるため、すぐに対応するのは難しいです。また、大量のカードをThunderbirdの アドレス帳に一気に追加することになるので、アドレス帳の動作が不安定になる可能性もあります。ですので、連絡先を見直して数を減らすのが最短の解決法に なります。

また、以下のように設定すると、すべての連絡先を同期する回数を減らすことができ、Thunderbirdが固まる回数を減らすことができます。
  • 同期モードをインタラクティブに設定
  • 起動時に連絡先を読込むをOFF
  • ツールバーに再読込みボタンを配置
このように設定し、Gmail側で連絡先を変更した場合のみ、再読込みボタンですべての連絡先を同期するようにします。再読込みボタンを押した場合は、処 理に時間がかかってしまいますが、それ以外の場合(Thunderbird側で変更した場合)は、すぐに処理が終わるはずです。つまり、 Thunderbird側で変更し続けている分には、それほどストレスなく使えると思います。

それにしても、数千もの連絡先なんてどうやったらできるんでしょうか。連絡をくれた人も、整理したらもっとコンパクトにはなるといっていて、本当に対応する必要があるのかなぁとも少し思っています。

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